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なぜユナイテッド航空(UA)を勧めるのか?
ユナイテッド航空(UA)のマイルは、ANAやJALのマイルに比べると貯めている方が少なく、マイナー感が否めないですが、UAはANAと同じスターアライアンス加盟航空会社(Star Alliance)に属しています。そのため、UAマイルを使い、ANA路線の特典航空券を発券することが出来ます。
しかも、本家ANAマイルより少ないマイル数で発券できるという、大きなメリットがあります。また、ANA・JALのマイルは36ヶ月過ぎると失効してしまうのに対し、UAは有効期限が一切ありません。(2019年8月28日に有効期限を撤廃)
そのため、自分のペースでマイルを貯めることが出来ます。それ以外にも、片道発券が出来る。燃料サーチャージが必要ないなどの特徴が有り、非常に優秀なマイレージプログラムになっています。さらに、地方在住者には特に嬉しい、国内線の乗り継ぎをすることが出来ると言うANA・JALには無い最大の特徴が有ります。
そこで、ユナイテッド航空(UA)のマイレージプログラムである「マイレージプラス」の特徴について詳しく紹介してきます。
ユナイテッド航空(UA)とは
ユナイテッド航空(United Airlines)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに本拠を置く米国のメージャーな航空会社の1つになります。
アメリカ国内線はもちろん、日本や韓国、中国、シンガポール、イギリス、オーストラリアなどに多数の国際線を運航しており、現在69か国108空港へ乗入れています。また、スターアライアンスの創立会員の1社で、スターアライアンス加盟航空会社を中心とした他社とのコードシェア便も多数運航しています。
マイレージプログラムの特徴
ユナイテッド航空(UA)のマイレージプログラムは「マイレージプラス」と言う名称で、以下の特徴が有ります。
- マイルの有効期限が一切無い(2019年8月28日より)
- 片道の発券も出来る
- 特典優待券をプレゼントできる
- 日本国内線ではANAよりも少ないマイル数で特典優待券を発券できる
- 燃料サーチャージ代が0円
- バイマイルが出来る
マイルの有効期限が一切無い
ANAやJALの場合、マイルを獲得した時点から3年間が有効期限になります。クレジットカードでの買い物でコツコツ貯めて、あと少しで特典優待券に交換できるマイル数を保持していたとしても、3年以内に必要マイル数を貯めることが出来なければ ANA SKY コインなどに交換するしか方法が無く、メリットが大幅にダウンしてしまします。しかし、UAの場合だと有効期限が一切無いので自分のペースで貯めることが出来ます。
片道の発券も出来る
国際線の場合ですが、ANAは片道発券に対応していません。そのため、往路は格安航空券、復路はANAの特典航空券と言う組み合わせをすることが出来ません。しかし、ユナイテッド航空(UA)の場合は片道だけ国際線特典航空券を発券することが出来ます。そのため、片道分のマイルしか貯まっていない場合でも発券が可能です。
また今後、ANAのプラチナを目指し修行をすることになった場合は、海外発のチケットを使うと安い費用で済みます。その際に何らかの方法で海外に行く必要があります。その際に片道の発券が出来るのは非常に有り難いです。
特典優待をプレゼントできる
ANAやJALの場合、特典航空券を発券できる範囲は「2親等以内の家族」に限られています。また、事前に「特典利用者登録」の手続きが必要です。しかし、ユナイテッド航空(UA)の場合は「利用者制限なし」のため、誰に対してでも発券することが出来ます。
そのため、友人や恋人などに対しても貯めたマイルを使って特典航空券をプレゼントすることが出来ます。
国内線ではANAよりも少ないマイル数で特典優待券を発券できる①
ユナイテッド航空(UA)はANAと同じターアライアンス加盟航空会社(Star Alliance)に属しています。したがって、UAのマイレージプラスを使って、ANA国内線の特典航空券を発券することが出来ます。
しかも、ANA便に乗るのにANAよりも少ないマイル数で発券することが出来ます。距離や時期によって必要マイル数が変わるので以下の表はレギュラーシーズンでの比較(片道)になります
出発地 | 目的地 | UAの必要 マイル数 | ANAの必要 マイル数 |
---|---|---|---|
東京(羽田・成田) | 大阪・名古屋 | 5,500 | 6,000 |
札幌・福岡 | 5,500 | 7,500 | |
沖縄 | 9,000 | 9,000 | |
石垣・宮古 | 9,000 | 10,000 |
国内線ではANAよりも少ないマイル数で特典優待券を発券できる②
例えば、鹿児島在住の方が北海道に行きたいと思った場合、ANAの場合だと、鹿児島-羽田(行程1)と羽田-新千歳(行程2)の往復のチケットをそれぞれ取る必要があります。レギュラーシーズンの場合だと、行程1の往復で15,000マイル、行程2の往復で15,000マイル必要になり合計30,000マイルも必要になってしまいます。
UAの場合だと同じ行程で取っても往復で18,000マイルで旅行が出来ます。1人当たり12,000マイルも変わってしまいます。家族4人で旅行を計画した場合、48,000マイルの差になります。
ハワイ往復がエコノミーで40,000マイルですので、実にハワイ旅行1回分を無駄にしていることになります。
これは、主要都市在住者にも恩恵があります。通常は、羽田-新千歳へは直行便で行けるところを、あえて、羽田-稚内-新千歳 羽田-秋田-新千歳のように、希望するルートで飛ぶことが可能です。
あえて乗り継ぐことで、2つのメリットがあります。
- 希望日に特典航空券の予約が取れる確率が高くなること
- 乗り継ぐことで、中継場所の観光が出来ること(数時間の観光が可能)
例えば、羽田-新千歳に空席が無くても、羽田-秋田-新千歳なら空席がある可能性がありますし、それ以外にも羽田-函館-新千歳など多くの路線から選ぶことが出来ます。また、乗り継ぎ時間を4~6時間にすれば、その時間を利用してプチ観光をすることが出来ます。
UAは極端に遠回りするルートでも大丈夫!
(予告なしにNGになる可能性もありますが・・・)
例えば、宮崎-那覇-新千歳、羽田-那覇-大阪、羽田-小松-仙台など、現在はかなり自由にルートを決めることが出来ます。
ですので地方在住者でコツコツマイルを貯めたい人やプチ観光を途中に挟みたい人には絶対ユナイテッド航空のマイレージプログラムがおすすめです。
燃料サーチャージ代が0円
ユナイテッド航空(UA)では、燃料サーチャージ代を徴収しません。
近年燃料単価の急激な変動により、料金設定時の運賃では運航する燃料代が賄えない事態が発生しています。そのため、ANAやJALの場合、料金とは別に、運航時点での燃料単価に応じた価格をサーチャージ代として徴収する形を取っています。国際線などの長距離の場合はサーチャージ代だけで数万円になることもあります。せっかくマイルの利用で特典航空券が手に入るのに、燃料サーチャージ代の手出しがあると「格安チケット+サーチャージ」の方が安くなる可能性もあるので、その点もUAの大きなメリットです。
バイマイルが出来る
ANAやJALではマイルを購入することが出来ません。しかし外資系の航空会社に多いのですが、マイルを購入することが出来ます。
🙂 UAのホームページを確認すると特典航空券が取れそうだ・・・
🙁 でもあと少しマイルが足りない・・・ って時に頼りになります。
単価的には少し高いですが、キャンペーンも年に数回やっているのでその時に買うと良いです。
沢山マイルを購入すればするほど、単価が下がるようになっています。だいたい1マイルあたり、1.7~3円程度です。
国内線で考えてみる
国内線で考えてみますと、宮崎から北海道まで遊びに行きたいと思ったとき、ユナイテッド航空(UA)の特典航空券で発券した場合18,000マイル必要です。1マイル2円で購入した場合だと
18,000マイル×2円=36,000円
となり、現金で36,000円以下のチケットを見つけられない限りお得になります。しかも、特典航空券で発券した場合は、便の変更も、日程変更も出来るので、自由度の高い旅行が楽しめます。
宮崎-羽田 ⇒ 宮崎-伊丹
宮崎-羽田-新千歳 ⇒ 宮崎-福岡-新千歳
国際線で考えてみる
国際線で考えてみますと、宮崎からハワイまで遊びに行きたいと思ったとき、ユナイテッド航空(UA)の特典航空券で発券した場合61,000マイル必要です。1マイル2円で購入した場合だと
エコノミー 61,000マイル×2円=122,000円
となります。海外路線だと、この程度の金額で航空チケットを見つけられそうですが、さらにお得になるのは海外路線に設定してあるビジネスクラスやファーストクラスに乗る場合です。ビジネスクラスを早期に予約すれば99,000マイルで往復できます。
ビジネス 99,000マイル×2円=198,000円
となります。ビジネスクラスでハワイを往復すると40万円程度かかるので格段に安く行くことが出来ます。
まとめ
ユナイテッド航空(UA)のマイレージプログラムである「マイレージプラス」はANAよりも少ないマイル数で発券することが出来ます。特に、地方在住者の場合、ハブ空港を経由して目的地に行く場合が多くその際にも少ないマイル数で移動できることは大きなメリットです。
しかも、マイルの有効期限が無いため安心して貯めることが出来ます。今回は、マイレージプラスのお得なところをご紹介しました。次は、マイルの貯め方を詳しく解説します。